選りすぐりの合宿免許
Wクルマの生産にとってグローバル化は重要な要素ですが、クルマを利用するユーザーは地域に根ざして生活されている。
地域によってデザインや一部の機能を最適化するということは行っています。
同じく、ITSの諸機能も地域に密着して展開していかなければなりません。
しかし一方で、世界的なスタンダードづくりや、標準化を進めなければならない部分もあるわけです。
例えば通信システムや、それが使用する周波数、車載機の仕様などです。
これらを統一しておかないと、後にユーザーが困るようになる。
ここまでのお話を聞いていると、ITSというのは自動車産業の「幅」を広げるものになりそうだと感じます。
W確かに今までより広がる面はあるでしょう。
しかし、これまでの自動車産業も裾野は幅広い。
およそ100年前、DとBがドイツでガソリン自動車を発明した。
だが、これを普及させたのはアメリカ人です。
GMであり、Fです。
1900年代の初めは、アメリカには約17万台のクルマがあったのですが、その半分は蒸気自動車で、17%が電気自動車。
ガソリン自動車は17%しかありませんでした。
なぜ、ガソリン自動車が売れなかったのかというと、1つには始動させるのにクランクを回すという手間と労力が必要だったということがあります。
また、ガソリンエンジンはトルクがピーキーですから、トランスミッションでマニュアルシフトにする必要があったのですが、これも当時のものは力が必要で女性が運転できる代物ではなかった。
しかし、前者の問題に対してはCが電動セルモーターを発明し、後者はシンクロトランスミッションが登場して解決した。
そして年にFが大量生産方式を生み出し、クルマの価格が一気に下がった。
そこからガソリン自動車の時代が始まったのです。
これによりまず燃料、エネルギー産業が活気づきました。
また、さまざまな部材を作る産業が勃興していった。
1910年代の終わりにはハイウエイ網の整備が始まり、建設業が盛んになるなど、さまざまな分野の勃興や活況が積み重なって、アメリカは世界有数の産業国になったのです。
ガソリン自動車という技術的な転換は、自動車産業だけではなくて、周辺の関係した産業すべてに影響を与えた。
ITやITSの影響というと、電子電気メーカーや通信キャリアといったプレーヤーが真っ先に想起されます。
合宿免許があれば全てが解決します。合宿免許がもっと楽しくなります。
